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レジオネラ属菌と指針
レジオネラ属菌とは

レジオネラ属菌とは、土壌や河川など自然環境に広く生息する細菌です。 自然界のいるこの菌が土ぼこりや排気ガスなどに乗って空調用冷却塔などに混入すると、 バイオフィルム(ヌル)やスケールに寄生して繁殖するといわれています。 繁殖に適した水温は20℃〜50℃で36℃前後が最も成長に適しています。冷却塔では、 ファンなどによってキャリーオーバーした水滴を介してレジオネラ属菌に感染する恐れがあります。 したがって冷却塔のレジオネラ菌対策が必要となります。
レジオネラ菌の指針
レジオネラ属菌が検出された場合は、
・人がエアロゾル(飛沫化した水)を直接吸引する可能性が低い場合(冷却塔水など)
100CFU/100ml以上のレジオネラ属菌が検出された場合には、直ちに菌数を減少させるため、
清掃消毒等の対策を講じる
また、対策実施後は、検出菌数が検出限界以下(10CFU未満/100ml)であることを確認する。
・人がエアロゾル(飛沫化した水)を直接吸引する可能性が高い場合(浴槽水・シャワー水など)
レジオネラ属菌数の目標値を10CFU未満/100mlとする。レジオネラ属菌が検出された場合には、
直ちに清掃、消毒等の対策を講じる。
また、対策実施後は、検出菌数が検出限界以下(10CFU未満/100ml)であることを確認する。